大津市でも、建築前の建売住宅が多く販売されていますが、
販売開始時点で土地の造成工事中ということが少なくありません。
大きな土地を造成して何棟かの住宅を建てるために土地分割していくのですが、
その造成工事の途中で購入を決めてしまうのはリスクを伴います。
造成工事中といっても、その位置や形状がほぼわかる状態だったり、
道路の形状をなしていない状態だったりと様々ですが、周囲の建物との位置関係や
道路関係などによっては、不動産の資産価値にも影響していきますし、
その土地上に建築する建物のプランにも影響してきます。
土地の形状や位置を正確に把握したうえで、建物のプランを検討しないと
少しの位置のずれが影響してしまい、日当たりなどにマイナス影響を受けることが
あるので、土地の造成工事が完了して、道路や土地分割された
位置関係、形状、そして造成地の周囲との関係などをしっかり確認してから、
購入を決断されることをお勧めします。
ただ、どうしても造成中にどの区画を購入するのか決めるのであれば、
造成後の簡単なイメージ図だけではなく、土地分割図を入手して、
土地や道路の寸法が記入されているのをチェックされてください。
私ども、土地家屋調査士は、依頼を受けて、正確な場所や形、どのように
利用されているかなどを調査、測量し図面作成、不動産の表示に関する
申請手続きなどを行う専門家ですが、建築前の建売住宅を購入する際、
多くの方は建物のプランへの意識は強いのですが、土地に対する意識が
低くなっているようで、普段から、多くの住宅購入者からのご相談は、建物に
関することがほとんどです。
まず土地に関することをきちんと確認、把握して、後々後悔することのないように
していただきたいと願います。
当事務所は、滋賀県大津市を中心として関西周辺の土地の
測量・境界トラブル解決などに関する業務に積極的に取り組んでおります。
【大津市で土地分割をお悩みの方は、こちらまでご相談ください】
土地分割 大津市