「親の家を相続したら、建物が未登記だった」
このようなご相談は、大津市でも実際によくあります。
特に
- 昭和40〜50年代に建てた家
- 昔の離れや増築部分
- 相続を繰り返している古い住宅
では、建物が未登記のままになっているケースがあります。
この記事では、
- 未登記建物を相続するとどうなるのか
- 相続手続きの流れ
- 放置すると起きるトラブル
を土地家屋調査士の視点から解説します。
未登記建物とは?
未登記建物とは、
法務局に建物の登記(建物表題登記)がされていない建物
のことです。
例えば次のようなケースです。
- 古い住宅
- 離れ
- 増築した部分
- 倉庫や物置
未登記建物でも実際には使用されており、
固定資産税が課税されているケースも多くあります。
固定資産税との関係については、こちらの記事で詳しく解説しています。
▶ 未登記建物でも固定資産税はかかる?払っているのに登記されていない理由と対処法
未登記建物を相続するとどうなる?
結論から言うと、
未登記建物でも相続は可能です。
ただし、通常の建物と違い
登記手続きが増える
ケースがあります。
未登記建物の相続手続きの流れ
未登記建物を相続する場合、一般的には次の手順になります。
① 建物の現況確認
② 建物表題登記(新しく登記する)
③ 所有権保存登記または相続登記
つまり、
建物を先に登記してから相続手続きをする
ことになります。
相続時によくあるトラブル
①相続手続きが進まない
未登記建物の場合、登記簿が存在しないため
- 所有者が誰なのか
- 建物の面積
- 建物の構造
などを確認する必要があります。
そのため、
相続手続きが通常より複雑になることがあります。
②売却できないことがある
未登記建物のままだと、
- 不動産会社の調査
- 買主の住宅ローン
などの際に問題になることがあります。
銀行は基本的に
登記のない建物には融資をしない
ケースが多いです。
そのため、
売却前に登記が必要になることがあります。
③相続人トラブル
未登記建物の場合、
法務局には
所有者の記録がありません。
そのため、
- 相続人同士の意見の違い
- 所有者の認識違い
などでトラブルになるケースもあります。
古い建物でも登記できる?
よくあるご相談がこれです。
「古い建物なので登記できないのでは?」
しかし実際には、
- 図面がない
- 建築確認がない
場合でも、
- 現地調査
- 図面作成
- 上申書
などで登記できるケースが多いです。
古い未登記建物については、こちらの記事でも解説しています。
▶ 古い未登記建物でも登記できる?必要書類がない場合の対処法
未登記建物はなぜ放置されるのか?
未登記建物が残っている理由として多いのは次のようなケースです。
- 建築当時に登記していなかった
- 増築部分だけ未登記
- 相続後そのまま放置
- 昔は登記の意識が低かった
そのため、相続のタイミングで
初めて未登記が発覚する
ことが少なくありません。
未登記建物は早めの確認がおすすめ
未登記建物は、
- 相続
- 売却
- 建て替え
- 解体
などのタイミングで問題になることがあります。
特に
- 築30年以上の建物
- 相続予定の実家
- 離れや倉庫
がある場合は、一度確認しておくと安心です。
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まとめ
未登記建物でも相続は可能ですが、
- 建物表題登記
- 相続登記
などの手続きが必要になる場合があります。
特に古い建物では、
相続のタイミングで未登記が発覚するケースが多いです。
相続手続きをスムーズに進めるためにも、
早めに建物の登記状況を確認しておくことをおすすめします。
未登記建物について不安がある方は、
お気軽にご相談ください。
※この記事は、未登記建物の相続・売却・登記相談の実例をもとに、
滋賀県大津市の土地家屋調査士が解説しています。
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一般的に「登記漏れ」、「登記忘れ」、「登記されてない」「登記必要?」の建物と呼ばれています。
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