未登記建物を「自分でやろう」として

2月に一番多い“途中で止まる理由”


【最初に|2月に増える相談】

「年明けに時間ができたから、自分でやろうと思った」
「2月中に相続や売却の準備を進めたかった」

2月は、
未登記建物を自分で進めようとして止まる相談が増える時期です。

理由はシンプルで、
「動き出した人ほど、壁にぶつかる」からです。


【Q|よくある質問】

未登記建物の登記は、自分でできますか?
なぜ2月に、途中で止まる人が多いのですか?


【A|結論】

制度上は自分でも可能です。
しかし実際には、多くの方が同じ理由で止まります。

2月に多い「止まる理由」は、次の3つです。


理由①

「必要書類が、思った以上にそろわない」

2月に動き出して、最初に気づくのがここです。

  • 建築確認や引渡証明書が見つからない
  • 古すぎて資料が残っていない
  • 親が管理していて、どこにあるか分からない

ネットでは
「〇〇を用意すればOK」と書いてあっても、
自分の建物に本当に当てはまるかは別問題です。


理由②

「登記の種類を間違えていたと気づく」

  • 表題登記だと思っていたら、表題部変更だった
  • 増築だと思ったら、別建物扱いだった
  • 滅失登記が先だった

この判断を間違えると、
途中までやった作業が無駄になります。

ここで
「このまま進めていいのか分からない」
となり、手が止まります。


理由③

「法務局対応が想像以上に重かった」

申請してみると、

  • 補正を求められる
  • 説明を求められる
  • 上申書が必要になる

特に未登記建物では、
「なぜ今まで登記されていなかったのか」
という説明が求められることもあります。

ここで
「思っていたより大変だ」と感じ、
止まってしまう方が非常に多いです。


【結果|2月に多い流れ】

  • 正月明けに動き出す
  • 2月に壁にぶつかる
  • 3月の売却・相続予定が迫る
  • そこで相談に来られる

この流れ、毎年ほぼ同じです。


【土地家屋調査士 × 相続診断士 竹内貞直のコメント】

未登記建物は、
「時間があるときにやろう」と思っても、
実際に動くと判断が必要な場面が多く出てきます。

2月は、
途中まで自分で進めた方からの相談が特に増える時期です。

止まった時点で状況を整理すれば、
売却・相続スケジュールに間に合うケースも多いので、
放置せず、一度整理することをおすすめします。


【重要|3月直前が一番つらい】

未登記建物が整理できていないと、

  • 3月の売却に間に合わない
  • 相続の話が進まない
  • 解体・融資で止まる

「もう少し早く相談していれば…」
となりやすい時期です。


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一般的に「登記漏れ」、「登記忘れ」、「登記されてない」「登記必要?」の建物と呼ばれています。

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法務省|相続登記の義務化
国土地理院|地積測量図・地図整備について
日本土地家屋調査士会連合会|調査士の業務とは

※この記事は、滋賀県大津市の土地家屋調査士・相続診断士 竹内貞直が、相談事例をもとに解説しています。


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