誰が相続したかもわからない…数次相続で“空き家の所有者”が不明に?


相続放置で増える「所有者不明の空き家」

親から家を相続したものの、登記をしないまま年月が経過。その後、相続人が亡くなり、次の世代へ…
—— こんなケースが何代にもわたって続くと、「誰が所有者なのかわからない空き家」が出来上がります。
このような状態を専門的には「数次相続(すうじそうぞく)」と言い、空き家問題をより複雑にしています。


【実例】父の名義のまま30年…誰も手をつけられない実家

あるご相談では、「実家の空き家を売却したい」という方が来所されました。しかし登記簿を確認すると、名義は30年以上前に亡くなったお父様のまま。
しかも、名義変更をしないままお父様もその子(相談者の兄)も亡くなっており、複数の孫世代に所有権がバラバラに引き継がれている状態でした。
結果として、以下の問題が生じました。

• 相続人が10人以上に増えており、全員の同意が必要
• 誰がどこに住んでいるか分からない
• 遺産分割協議をまとめるのが極めて困難


数次相続とは?なぜ起きるのか

数次相続とは、相続が発生したあとにその手続きをしないまま、次の相続が発生してしまう状態です。
登記や名義変更を怠っていると、相続人がどんどん枝分かれし、所有権が「細切れ」で複雑な共有状態になってしまいます。


数次相続×空き家で起こる主なトラブル

• 売却できない
 → 全員の同意が取れないため手続きがストップ

• 放置されて老朽化が進む
 → 管理責任者が不在のため、倒壊・ごみ不法投棄などの原因に

• 行政から勧告・固定資産税の増額
 → 「管理不全空き家」に指定されると、課税強化の可能性


事前対策と対応方法

▶ 今からでも遅くない!所有者をはっきりさせる手順

  1. 相続人調査(戸籍調査)を行う
  2. 全員の同意を得て、遺産分割協議書を作成
  3. 建物・土地の名義変更登記を実施
    ※相続人の中には連絡が取れない方がいる場合も。
    その際は家庭裁判所での手続き(不在者財産管理人選任など)が必要になることもあります。

【まとめ】「誰のものか分からない家」にしないために

空き家を放置すると、名義や権利関係がどんどん複雑になります。
「うちはまだ大丈夫」ではなく、「名義をどうするか」今のうちに確認しておくことが大切です。


《土地家屋調査士×相続診断士 竹内貞直コメント》

空き家を放置したまま世代交代が続くと、法的に「誰のものか」分からなくなり、売ることも壊すこともできなくなります。
「相続したつもり」では権利を主張できません。数次相続に至る前に、早めの名義整理をおすすめします。

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📚 参考リンク(公式情報)

法務省|相続登記の義務化
国土地理院|地積測量図・地図整備について
日本土地家屋調査士会連合会|調査士の業務とは

※この記事は、滋賀県大津市の土地家屋調査士・相続診断士 竹内貞直が、相談事例をもとに解説しています。


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