親の代の“口約束”を信じたら危険!測量・登記の証拠力

「ここからこっちはウチの土地だって、昔から決まってた」

「親父が隣の人と話をつけてたから大丈夫だ」
そんな“親の代の口約束”をそのまま信じて、あとから深刻なトラブルに発展する相続案件を、土地家屋調査士として数多く見てきました。
口約束に法的効力はないという現実を知らないままだと、相続の場面で大きな損をするかもしれません。


■ 「昔からの話」は証明できなければ意味がない

土地の境界や所有権の範囲について、「うちはここまで」と代々引き継がれてきた感覚があるかもしれません。
しかし、相続や売却の場面では、“誰がそう言っていたか”ではなく、“何を証拠に言えるか”が重要になります。
• 曖昧な境界の主張
• 書面に残されていない合意
• 相手方の相続人が「そんな話は聞いていない」と主張
こうした背景が重なると、口約束はまったく通用しません。


■ 境界確定と登記が「動かぬ証拠」になる

現代の不動産実務では、次のような「公式な証明」が必要になります。
項目 内容 証拠力
測量図 専門家が作成した現地測量結果 高い
境界確定書 隣地所有者との立ち会い+署名押印済み 非常に高い
公図・登記簿 法務局で管理される公的資料 高いが必ずしも現況と一致しないことも
地積更正登記 実測と登記の不一致を修正する手続き 実態に合った正確な登記に
これらが揃っていれば、将来のトラブルリスクを大幅に減らせます。


■ 実際にあった事例|信じていた「境界線」がまさかの否定

相続後に土地を売却しようとしたAさん。
ところが、隣地との境界が未確定で、古いブロック塀を「境界だと思っていた」と主張。
隣人の子世代から「そんな合意は聞いていない。ここまでがウチの土地のはず」と反論され…
結局、測量と境界確定をやり直し、売却は数か月遅れに。
しかも実測の結果、当初想定より敷地が小さいことが発覚し、売却価格も下落。


■ 相続診断士としての視点:予防こそ最大の相続対策

相続トラブルの多くは「想定外」が引き金です。
その“想定外”を防ぐには…
• ✅ 測量によって正確な面積・形状を把握
• ✅ 境界立ち会いにより、隣地所有者と明確な合意を形成
• ✅ 境界確定書を作成・保管しておく
• ✅ 登記内容と現地の整合性を確認し、必要なら更正
これらの事前準備が、将来の“争族”を避けるカギとなります。


【コメント|土地家屋調査士・相続診断士 竹内貞直】

「親がそう言っていたから」は、残念ながら法務の世界では通用しません。
境界のトラブルは“感情”が先に立ち、時間も費用もかさむ事例が多いです。
測量と登記は、“将来の家族関係”を守るための保険。
調査士はもとより相続診断士の視点からも、家族の話し合いの場に専門情報を届ける橋渡し役としてもサポートしています。


▶ まとめ|“口約束”より“証拠の備え”を

• 境界や所有権に関する口約束は、後から覆される可能性が高い
• 測量・境界確定・登記があってこそ、売却や分割がスムーズになる
• 相続トラブルを防ぐためには、「今」動くことが家族への最大の思いやり

【相談無料】相続・不動産のことでお困りでしたら、どうぞお気軽にご相談ください。

👉無料相談はこちら

連絡先や相談案内(連絡先・住所・電話番号・メールアドレス)

〒520-0232滋賀県大津市真野2丁目2番44号

相続と未登記建物の専門家

土地家屋調査士×相続診断士 竹内貞直

💬 LINE公式アカウントからも簡単にご相談いただけます

📘今だけ!相続でお困りの方に「相続3点セット」無料プレゼント中【LINE登録者限定】

✔ 相続って何から始めればいいの?
✔ 調べても難しくてよくわからない…
✔ 手続きが遅れると損するって本当?

そんな方のために、相続の“最初の一歩”をサポートする
相続3点セット(無料PDF) をご用意しました!

▶︎ 友だち追加はこちら

📲 スマホの方はこちらのQRコードを読み取ってください

📞 お電話でのお問い合わせ:077-532-3172

📩メールでのお問い合わせ:office.mano2.2.44@gmail.com

🌐 詳しくは公式サイトをご覧ください → https://sokuryou-touki.com

🏠 HPトップページへ
 👉 ご相談・お問い合わせは、竹内貞直 土地家屋調査士・相続診断士事務所のトップページへどうぞ。

📍 地域の皆様へ
 👉 「滋賀県大津市やその周辺で、土地・建物の相続や名義変更にお困りの方へ」

📘 「相続診断士とは」
 👉 「相続診断士は、円満な相続を実現するために早期の課題発見と対策を提案する専門家です。初回相談無料で対応しております。」

📚 参考リンク(公式情報)

法務省|相続登記の義務化
国土地理院|地積測量図・地図整備について
日本土地家屋調査士会連合会|調査士の業務とは

※この記事は、滋賀県大津市の土地家屋調査士・相続診断士 竹内貞直が、相談事例をもとに解説しています。


コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です