未登記建物の現況測量とは?何を確認し、何を図面にするのか【滋賀県大津市】

「未登記の建物って、まず何から始めればいい?」
「現地を見ないと登記が難しいって言われたけど、何を確認するの?」

未登記建物の相談で最初に出てくる言葉が、
👉 現況測量(現地確認) です。

この記事では、

✔ 現況測量って何?
✔ 何を確認するの?
✔ なぜ図面が必要なの?
✔ 固定資産税や増築との関係
✔ 実際の手順
✔ よくある質問

まで、実務目線で丁寧に解説します。


■ 現況測量って何?

現況測量とは、

📍 現地の建物の状態を
位置・面積・構造・増築の痕跡まで
正確に測り、図にすることです。

未登記建物は登記簿がありません。
そこで最初に必要になるのが、

👉 現地の実際の「現況を正確に把握すること」

これが現況測量です。


■ 現況測量で必ず確認すること

以下の項目は最低限チェックします:

📌 建物の敷地内での位置
📌 増築の有無と範囲
📌 建物の構造(木造/RC/軽量鉄骨)
📌 階数・屋根形状
📌 各階の平面形状
📌 境界とのズレ
📌 固定資産税台帳との一致点・ズレ
📌 増築部分の築年・用途

これらを正確に押さえたうえで

▶ 建物図面
▶ 各階平面図
▶ 測量成果図

を作成します。


■ なぜ現況測量が必要なのか?

理由は3つ。

① 登記する際の法的根拠となるため

建物表題登記は
👉 今ある建物の状態を明確に書類化すること
特に地積測量図がない土地については、現況測量が不可欠です。


② 増築や未登記部分の取り扱いを判断するため

登記簿に載っていない増築部分は、
一見すると見分けがつかないことが多い。

現況測量で
📍 増築部分の面積
📍 既存部分との違い
を正確に把握します。


③ 固定資産税や売却でトラブルを避けるため

現況と登記が一致していないと

❌ 売却時に止まる
❌ 銀行ローンが通らない
❌ 相続登記で揉める

という事態になります。

事前の現況測量で回避可能です。


■ 現況測量の一般的な流れ

  1. 現地調査(写真・実測)
    現地で建物の外周・屋根形状・増築痕跡などを測量。
  2. 課税台帳の情報取得
    固定資産税の明細を取得し、現況とのズレを比較。
  3. 図面作成
    建物図面・各階平面図・配置図を作成。
  4. 法務局提出用資料の整理
    登記申請に必要な一式にまとめます。

■ 現況測量でよくある疑問

Q1. 増築部分だけ測ってくれますか?

A1. はい。ただし取り扱い方法が変わるため、別途条件があります。


Q2. 写真だけ送れば判断できますか?

A2. おおまかな判断なら可能です。
ただし最終的な登記には現地実測が必要です。


Q3. 固定資産税の図面と違うのですが?

A3. 固定資産税台帳は評価目的なので、
法務局の図面とは寸法や内容が異なることが多いです。


■ 滋賀県大津市での現況測量の特徴

大津市は古い住宅や増築が多く

✔ 図面が残っていない
✔ 土地境界が曖昧
✔ 増改築履歴が不確か

という事例が多いです。

このため、
現況測量が未登記建物の入口として重要な役割を果たしています。


■ まとめ:現況測量は未登記建物の“スタート地点”

未登記建物の整理は
👉 現地の状態を正確に捉えること
これに尽きます。

そしてそれを成果物として残すのが、
現況測量+図面作成です。


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※この記事は、未登記建物の相続・売却・登記相談の実例をもとに、
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「書類が何も残っていない」
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「未登記建物とは?」

所有者が不明確で、土地や建物が「不動産登記簿」に登録されていない状態のこと。

一般的に「登記漏れ」、「登記忘れ」、「登記されてない」「登記必要?」の建物と呼ばれています。

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📚 参考リンク(公式情報)

法務省|相続登記の義務化
国土地理院|地積測量図・地図整備について
日本土地家屋調査士会連合会|調査士の業務とは

※この記事は、滋賀県大津市の土地家屋調査士・相続診断士 竹内貞直が、相談事例をもとに解説しています。


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