「法務局で建物の登記を調べたら、建物図面がないと言われた」
このようなご相談は、実は珍しくありません。
特に
- 古い建物
- 相続した建物
- 昔に増築した建物
では、法務局に建物図面が保存されていないケースがあります。
この記事では、
- 建物図面が法務局にない理由
- そのままで問題ないのか
- 必要な対応方法
を土地家屋調査士の視点から解説します。
建物図面とは?
建物図面とは、
建物の形状や配置を示す図面
のことです。
通常、建物を新築すると
- 建物表題登記
- 建物図面
- 各階平面図
が法務局に提出されます。
そのため、登記されている建物には
図面が保存されているのが一般的です。
建物図面が法務局にない理由
建物図面がない原因は、主に次の3つです。
①昔の登記で図面が提出されていない
古い建物では、
図面の提出義務がない時代に登記されていることがあります。
特に
- 昭和40年代以前
- 古い農家住宅
- 古い木造住宅
では、図面が存在しないケースがよくあります。
②未登記建物
そもそも建物が
未登記
の場合、当然ですが図面は存在しません。
未登記建物については、こちらの記事でも解説しています。
③増築部分が登記されていない
よくあるのがこのケースです。
例えば
- 昔の増築
- 離れの増築
- サンルーム
などです。
この場合、
登記されている建物と実際の建物が違う
ことがあります。
建物図面がなくても問題ない?
基本的には
図面がなくても建物の登記は存在します。
ただし、次の場面では問題になることがあります。
売却時
不動産売却の際には
- 不動産会社
- 買主
- 銀行
が建物の調査を行います。
その際、
- 図面がない
- 現況と違う
といった場合、
追加調査や登記が必要になることがあります。
未登記建物が原因で売却が止まるケースは、こちらの記事で解説しています。
▶未登記建物が原因で売却が止まるケース|実際に多い3つの失敗例
相続時
相続の際にも、
- 建物の現況確認
- 登記内容の確認
が必要になります。
図面がない場合、
現地調査からやり直すケースもあります。
建物図面がない場合の対処法
図面がない場合でも、
次の方法で対応できます。
①現地調査で図面を作成する
土地家屋調査士が
- 建物の測量
- 間取り確認
- 図面作成
を行うことで、
建物図面を作り直すことが可能です。
②建物変更登記をする
次のような場合は登記が必要になります。
- 増築している
- 建物形状が違う
- 面積が違う
この場合は
建物表題変更登記
を行います。
古い建物でも登記はできる?
古い建物でも
- 図面がない
- 建築確認がない
といったケースでも、
登記できる場合が多いです。
詳しくはこちらの記事で解説しています。
建物図面の確認方法
建物図面は
法務局で取得できます。
取得できる書類は
- 建物図面
- 各階平面図
- 登記事項証明書
などです。
法務局で調べると
図面の有無も確認できます。
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まとめ
建物図面が法務局にない場合でも、
- 古い登記
- 未登記建物
- 増築未登記
などが原因のケースが多くあります。
ただし、
- 売却
- 相続
の際に問題になることがあるため、
早めに確認しておくと安心です。
建物登記について不安がある場合は、
お気軽にご相談ください。
※この記事は、未登記建物の相続・売却・登記相談の実例をもとに、
滋賀県大津市の土地家屋調査士が解説しています。
「自分のケースで登記できるのか分からない」
「書類が何も残っていない」
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