兄弟姉妹の感情をこじらせない「評価と分け方」のバランス術~“正しさ”だけでは解決しない相続問題に、専門家の視点を~

相続において、一番こじれやすいのが兄弟姉妹間の感情トラブルです。

特に不動産が含まれている場合、単純な「法定相続分どおり」に分けようとすると…
• 「実家は〇〇が住んでたから特別扱い?」
• 「畑は管理してたけど、全部兄のものに?」
• 「売ればいいって簡単に言うけど、私には思い入れがあるのに!」
このように、「評価額」と「気持ち」がズレてしまうことで対立が深まるのです。
今回は、相続診断士として“家族の調整役”を務めてきた経験から、「感情をこじらせない分け方」のコツをご紹介します。


■ 感情をこじらせる3大パターン

① 評価額は同じでも“納得感”がない
→ 現金1,000万円と、田舎の土地1,000万円は「同価値」でも、納得度は別!

② 不動産の共有で“将来の不安”が残る
→ 「共有にしておけば平等でしょ」が、将来の揉めごとの火種に。

③ 気持ちを無視した“数字だけの平等”
→ 「親と一緒に暮らして介護したのに、分け前が同じ?」で不満爆発。


■ 「評価」と「分け方」のバランス術

【1】評価の“見える化”が第一歩
土地や建物の価値を明確にしないまま話し合うと、全員の主観がぶつかります。
土地家屋調査士の測量や現地調査により、正確な面積・形状・利用状況を把握し、固定資産税評価額や路線価をベースに公正な不動産評価を行いましょう。

【2】分け方には“柔軟な選択肢”を
「法定相続分どおりに現物分割」が難しい場合は、以下のような選択肢が考えられます:
• 代償分割:不動産を取得する人が、他の相続人に現金を渡す
• 換価分割:売却して現金で等分
• 共有→後の分割:期限を区切って共有、のちに分割や売却
感情とバランスを取るには、これらを状況に応じて組み合わせることが重要です。

【3】“家族の履歴”を整理しておく
「誰が親の面倒を見てきたか」「誰が家を守ってきたか」「誰が土地の管理をしてきたか」…
こうした非金銭的な貢献(寄与分)も、話し合いの中では極めて大切です。
早いうちに家族の“履歴”を整理しておき、感情の行き違いを減らしましょう。


■ 相続診断士としての視点:感情に寄り添い、将来まで見据える

相続は「法律」「評価」「気持ち」の3つのバランスが必要な分野です。
私たち相続診断士の仕事は、
• 相続人の“感情の見える化”
• 専門家による不動産評価の整理
• 家族の将来まで考えた分け方の提案
といった総合的な調整を行うことです。


【コメント|土地家屋調査士・相続診断士 竹内貞直】

相続は、家族の「過去」と「未来」をどう整理するかの問題です。
誰かが不満を抱えたままでは、相続は終わったようで終わっていません。
評価と感情の間に立つ、プロの視点と現地の事実確認が、家族をつなぐ鍵になります。


▶ まとめ:「評価の公平」と「感情の納得」、どちらも大事

バランスのコツ 内容
不動産評価の見える化 測量・境界・地積の確認で数字を明確に
感情の整理 家族の関わり・貢献を丁寧に扱う
柔軟な分け方代償・換価・分筆など多様な選択肢を組み合わせる

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📚 参考リンク(公式情報)

法務省|相続登記の義務化
国土地理院|地積測量図・地図整備について
日本土地家屋調査士会連合会|調査士の業務とは

※この記事は、滋賀県大津市の土地家屋調査士・相続診断士 竹内貞直が、相談事例をもとに解説しています。


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