【保存版】古い建物の登記費用と相場|後回しにすると本当に損します


「父の家が古くて、登記がないと言われた…」
「建物の登記簿が見つからない…どうすれば?」

滋賀県でもこうした相談が急増しています。

結論:
👉 古い建物ほど、早めの登記が“後々のトラブル回避”になります。

未登記のまま相続・売却に進もうとすると、手続きが止まるのが現実です。


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💰 古い建物の登記費用|相場を最短で知りたい方へ

一般的な費用の目安だけ先にまとめると、次のとおりです。

内容相場費用(目安)備考
建物表題登記(木造住宅)約6〜10万円新築・古い家問わず
古い未登記建物の調査・登記約10〜15万円図面・資料がない場合
増築部分のみの登記約6〜9万円面積・図面の有無で変動
相続登記(名義変更)別途:司法書士費用義務化により必須

古い建物は特に、

  • 図面がない
  • 増築がある
  • 面積が合っていない

といったケースが多く、調査に手間がかかるぶん費用幅が出やすいのが特徴です。


🧭 なぜ古い建物の登記は“後回しにすると損”なのか?

① 相続が発生すると一気に複雑になる

未登記のまま相続が起きると……

  • 「誰の名義で登記するのか?」が分からない
  • 調査に時間がかかる
  • 兄弟・親族間で意見が割れやすい

という状況がよく起こります。

未登記は“争族(もめる相続)”の火種です。


② 名義が古いままだと、売却時に買主がつかない

古家付き土地の売買では、
登記の整合性が取れていない物件は敬遠されがちです。

  • 調査費用が追加で必要
  • 引渡しが遅れるリスク
  • 融資審査が通りにくい

結果的に売却額が下がるケースがよくあります。


③ 義務化で「後回し」が本当にリスクに

2024年4月から相続登記が義務化。

古い建物で登記がないと、
相続登記そのものが進まなくなるため、
「今のうちに建物の登記を整えておくこと」が非常に重要です。


🗣️ 土地家屋調査士 × 相続診断士

竹内貞直コメント

古い建物の登記は、
“気づいたときには手遅れ”というケースが本当に多いです。

  • 名義人が亡くなっている
  • 増築部分がわからない
  • 図面がない
  • 親族が多くて合意が取れない

現場で何度も見てきました。

ただし、
書類がなくても、現地調査・役所調査・上申書などで対応できるケースは多いです。

「登記できないかも…」とあきらめる前に、ぜひ一度ご相談ください。


🧾 費用を抑えるための3つのポイント

短くまとめます。

✔ ① 古い図面・確認申請書があれば探しておく

あるだけで調査がスムーズになり、費用が下がることがあります。

✔ ② 土地と建物をセットで依頼する

境界確定+建物登記の同時依頼は全体コストを抑えられます。

✔ ③ 複数棟(倉庫・離れなど)はまとめて依頼

一度に測量する分、効率が良くなります。


📝 まとめ|古い建物の登記は「今が一番簡単にできるタイミング」

  • 相続登記の義務化がスタート
  • 未登記のまま相続が発生 → ほぼ間違いなく手続きが止まる
  • 放置すると家族が困る
  • 今なら建物が残っているうちに調査できる

👉 “古い建物の登記”は、後回しにしないのが一番の節約です。


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一般的に「登記漏れ」、「登記忘れ」、「登記されてない」「登記必要?」の建物と呼ばれています。

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📚 参考リンク(公式情報)

法務省|相続登記の義務化
国土地理院|地積測量図・地図整備について
日本土地家屋調査士会連合会|調査士の業務とは

※この記事は、滋賀県大津市の土地家屋調査士・相続診断士 竹内貞直が、相談事例をもとに解説しています。


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