「この土地は代々長男が継いできたから、うちも当然長男に…」
日本には古くから“家督相続”の考え方が根付いています。
ですが、現代の法律では相続人に“長男優先”のルールはありません。
その思い込みが、かえって大きなトラブルの引き金になるケースが増えています。
今回は、土地家屋調査士・相続診断士の視点から、「うちは長男が継ぐ」という固定観念の落とし穴と、その対策を解説します。
■ 現代の相続は「法定相続分」が基本
民法では、相続人が複数いる場合、法定相続分に従って均等に遺産を分けるのが原則です。
たとえば、配偶者と子3人がいる場合、配偶者が1/2、子どもたちは1/2を3人で分ける(=各1/6)ことになります。
「長男が全部継ぐ」と親が思っていても、他の兄弟が納得していなければトラブルに。
■ 実際にあった事例|“長男が当然”がもたらした亀裂
ある家では、農地や実家を長男が管理していました。
親も「全部長男にやるつもりだ」と口では言っていたのですが…
• 次男:「一言もそんな話、聞いてない」
• 三男:「名義変更していないのに“勝手に継いだ”のか」
• 長男:「当然のことだと思っていたのに…」
結果、話し合いは決裂。
土地の分筆もされておらず、境界も不明確だったため、売却も分割もできず長期化。
■ 土地がからむ相続は「感情×法務×現地事情」の三重苦
不動産の相続が厄介なのは、以下のような要因が複雑に絡むからです。
• 感情面:「長男が継ぐべきだ」「平等にすべきだ」「管理してたのに…」
• 法的面: 法定相続分、登記、名義変更など
• 現地面: 境界不明、筆が複雑、利用状況に差があるなど
特に“思い込み”があると、冷静な話し合いができなくなることが多いのです。
■ 相続診断士の視点|“家族で話す”ために必要な準備
感情のもつれを防ぐには、「生前に話し合うこと」が理想ですが、
その前に必要なのが、「土地の現状把握」です。
土地家屋調査士として現場で数多くのご家族を見てきましたが、
事前に下記のような準備ができている家ほど、相続がスムーズに進んでいます。
• ✅ 誰の名義か確認している
• ✅ 境界が確定している
• ✅ 面積・形状・接道状況が正しく把握されている
• ✅ 他の兄弟にも現状を共有している
【コメント|土地家屋調査士・相続診断士 竹内貞直】
「長男が継ぐから問題ない」——
本当に継いでくれれば問題ないが、最悪誰も継がないこともありますし。
思い込みが、後の兄弟間トラブルを生み出す原因になることが多いです。
相続には、法律・現場・感情すべてを整理する視点が必要です。
だからこそ、相続が始まる前に誰が何を継ぐのかを話し合っておくことが重要です。
微力ながら相続診断士として“家族の橋渡し”も含めてお手伝いしています。
ぜひ、元気なうちに土地の現状を整理しておきましょう。
▶ まとめ|「うちは大丈夫」は一番危険
• 遺言がないまま「当然長男に」と思っていると、他の相続人と感情的な溝ができる
• 不動産は分けにくく、境界や面積の不確かさが火種になる
• 境界確定・名義確認・相続診断を事前に行うことで、家族関係を守ることができる
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